先日、旧見付学校のお隣、大久保邸で開催された「見付長屋プロジェクト」にお邪魔してきました。
このプロジェクトは、遠江国の総社であった淡海國玉神社の神主を代々務め、磐田文庫や旧見付学校の建設、また、磐田の茶業発展に大きく貢献した大久保家の邸宅内にある長屋をリノベーションして、見付のまちに新たな地域コミュニティーを構築することを目的として、月に1回行われているものです。
主催されているのは、大久保家当主の姪にあたる伊藤佳世子さん。
伊藤さんのお生まれは東京ですが、先祖ゆかりの地である磐田にIターンされ、普段は障害者支援のお仕事や農家さんのお手伝いをされています。
このプロジェクトの発端は、伊藤さんが磐田に来られ、大久保邸の門の横にある長屋が20年近く使われること無く放置され、何かに活かせないかと考えていたところ、見付本通り沿いの商店街から飲食店が無くなっていき、「ちょっとお茶したり、みんなで気軽にお喋りする場がない」という声が高齢者や若いお母さんから聞こえてきたそうです。
それならば、自分たちでこの長屋を改装して地域の方たちが気軽に集い、多世代・多文化の交流の場を作ろうと思ったことがキッカケでした。
伊藤さんにお伺いしたところ、長屋の活用方法として高齢者と子どもたち、またそのお母さんが長屋に集い、多世代の交流を深めたり、また、障害のある人、無い人が接する場となることで、お互いの理解を深めることで地域コミュニティーを再び育み、いざという時にみんなが助け合うこ
とができる地域をこの長屋を拠点に作っていければと仰っておられました。
伊藤さん自らバリバリ作業されてます!
長屋プロジェクトはどなたでも参加できますので、ご興味のある方はぜひご参加下さい。
見付長屋プロジェクト
連絡先:伊藤佳世子さん
mail:yokayoca@gmail.com